子供の頃から洋画を観ていたからに違いない。それもアメリカのよりヨーロッパの映画。アンニュイ…根性とは無縁の何処か頑張り過ぎないストーリー。正義の味方感がない。なので、時には見終わってスッキリしないことがあったりする(-_-;)
煙草を燻らすような気怠さや、鮮やか過ぎない色調が大人な、洗練された雰囲気を醸し出す。羨望やら憧憬やら入り交じった気持ちが年頃の私の心を占領。「何故私は日本人なんだぁ」とため息をついていた。
イギリス映画も低温度な映像。ヨーロッパに対する憧れは筋金入りだ。あれはコダックを使っているからだと聞いたことがある。だが、ヨーロッパに足しげく渡航するようになって感じるのは空気感の違い!光り回りの違い!どうってことのない街並みも映画のワンシーンみたいだったりする。例えばカフェ。
数年前にダイアン・レインという女優のトスカーナを舞台にした映画があった。離婚し、傷心しきったアメリカ女性がトスカーナで家を買って棲むという…アメリカ人はアメリカ人で日本人とはまた違う理由でヨーロッパを愛しているのだろう。
やっぱりパリ、好きだなぁ♪
来年の春にまた行けると良いなぁ♪