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高圧鉄塔の思い出話
松代から帰京の途中、越後湯沢から高速バス、車中の人となった。雪国新潟から長〜〜〜〜〜〜いトンネルを抜けると、いきなり雪が本当に・・・消えた。遠くの尾根が白いのが唯一の憩いだった。東京に向かいながら次の計画で頭がいっぱい。棚田に惚れた女が一人!また増えた訳だ。

車窓の風景を眺めつつ、ふと高圧鉄塔が眼に入った。これってウルトラマンではお約束のアイテムだったような・・・。私はシリーズ化したウルトラ一家の活躍には全然興味はなかったけれど、怪獣が忽然と高圧鉄塔近くに現われることに「何故?」と思っていた可愛げのない子供だった。どうやってそこまで来たのかとちょっと斜に見ていた嫌いさえあった。
第一着ぐるみなのが見え見えで大人が中で四つん這いでいるのがありありじゃん、などと(苦笑)そこんとこ眼をつぶらないおコちゃまだった。夢中で観たという記憶がない。


年を重ね、高圧鉄塔を目にして妙に可愛く思える自分。何かオブジェみたいと見つける度にシャッターを切った。コンデジはこういう時にお役立ち。しかも面白い絵が撮れたりする。


青空にノッポの高圧鉄塔。

3時間はあっという間。だんだん都心に近づくにつれて雲ゆきが怪しくなり一時は雨。ほどなくドンヨリした町並みの中をバスは信号待ちをしながら終点池袋を目指していた。
雪国の青空が恋しかった。曇り空でさえ空気が澄み、その冷たさに暮らす厳しさを思った。
段々・・・段々、空の色がくすんでいく。少し悲しさが胸に過りそうになる頃、絶妙のタイミングで送電線がまた!遠くに現われた(笑)電波塔らしきものも。

三段階スライド方式の空と高圧鉄塔。棚田ともひとつ、写真の楽しみがふ・え・た!



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[追記]
ウルトラマンと怪獣が街を破壊し尽くした翌週、街が何事もなかったかのように普通なのにも「おかしい」とか…特撮のセットもちゃっちーし、「そういうもんか」と思ってたりした。本当に可愛げのない子供だった。
そのくせ3分リミットのピコピコ場面ではハラハラドキドキ。所詮おコちゃまなのだった。
by maria-letter | 2009-12-21 23:23 | 空と鳥と水と木の風景
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