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beautiful people

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        スポーツシーンを撮り続けて気がつけば今年で17年になる
        私はアーティスティック・スポーツのジャンルを追い続け
        気がつけば
        Rhythmic Gymnasutics[新体操]に落ち着きはじめていた

        私にとって新体操選手はおこがましいが、絵描きにとってのモデル
        絵筆の変わりにカメラを手に取ってという
        決してこちらの要望通りには動かない被写体と向かい合う
        そこがまた醍醐味だったりする
        用意されたものや作り込んだものを撮るのは詰まらない 
        生来へそ曲がりなんだな・・・私

        以前は雑誌の取材ということで競技会を主に撮り続けていた
        贅沢な悩みかも知れないが、そこに覇気を見出せなくなり
        各国クラブを訪問させてもらうなど道を切り開きながら
        素顔の彼女たちを写真に収めて

        私は自分が何を撮りたかったのかを見出し、それが嬉しくもあった

        そして今、そこから更に何かを模索し始めている
        確かに彼女たちの素顔は美しい 絵画から抜け出したような感じさえあった
        でも、私の気持ちは普通の人々や街角へと興味を見出し始めている

        移り気な気もするが、しょせん私は偶然から何か『見出したい』質なのだろう
        これからも新体操選手を通して何かを見出し続けるかも知れない
        そうではないかも知れない

        街に繰り出し始めて何かと不自由を感じるようにもなってきた
        人を撮る・・・街で目に止まるイコール被写体ではないジレンマも
        何気ない景色の中に入り込んで思わぬ出逢いをすることも
        何もかも受け入れようと これまでが恵まれ過ぎたのだと思うようにもなった

        新鮮さを失ったら写真は死ぬ・・・本当にそうだと思う
        頭じゃなく感じるままを撮る 当たり前のことと言われそうだが
        何処か「私はプロ」という可愛げがない心があって
        そこを「まあまあ肩の力抜こうや」と肩たたきをするのは容易いことではなかった
        私は求められるものを撮ろうとするのをやめた 正確に言えば、嫌になった
        きっかけはそこだった
        いや以前から「好きこそものの」の乗りで撮り、それを雑誌に提供などしてきた

        要するにワガママ

        ワガママついでに幼い頃亡き父が買ってくれたカメラを手にした時のことや
        美しい人々Rhythmic Gymnasticsに出逢ったことや
        記憶の中でだけ存在する一枚やらが糧になって、私を活かしてくれているのだし

        これから何処に向かうかは「カメラに聞いとくれ」ということで
        これからも身体の一部的に機材一式お出かけのお伴になってもらうということで


        長々ととりとめのない独り言におつきあい頂いて・・・申し訳ありません

        
       
by maria-letter | 2009-03-13 13:28 | beautiful people
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