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LUBITEL166+ 写真とは異質なもの


この旧ソ連のトイ系二眼レフは1980年代のリメイク現行モデルなのだそうな。


宅配で届いた箱を開けると、日本語の取扱説明書プリントが同封されていました。フムフムと読みつつ外側をグルリと眺め。ブローニーフィルムを調達するのが待ちきれない気持ちが高まる中「おや?」「あれれ?シャッターは何処?どれ?」と凍てつき・・・。説明書を何度も読み返すけれど分からない。ここで躓くとは、初心者takakoさんは青ざめました。

こういう形のカメラを触ったことも見たこともなく、いきなりお買上げは無茶ぶりでした。後悔先に立たずでも、ポラロイドの轍は踏むまい!とメーカーに電話。幸運にも近所と知り、拝み倒して直接会社にお邪魔することになりました。押しの強さはオバさん化の顕われですね``;。

社長さんが嫌な顔ひとつせず丁寧に教えてくれたお陰でシャッターが「え?2段階?」になっていることを知りビックリ。自分が説明書の読み方が下手なのか(多いにあり得る)、説明書が説明不足なのかは微妙・・・。とは言え、シャッターが2段階でビックリしている訳で、自分がお話にならない初心者なのは確かなのでした。

シャッターの問題は解決・・・でも、そのシャッターの余りの手応えのなさに一抹の不安を抱えながら、親切な社長さんにお礼を述べて帰宅。何とかフィルムの装着方も教えてもらい、後日念願のブローニーフィルムを入手。ワクワクドキドキでしたが、1本目は感光して何も写っておらず。2本目は手ぶれをずいぶん気にしてたつもりだったんですよね。

でも、シャッターを切る一段階目の部位を下げる段階から不動である必要があるのだと。二段階目でいくら微動だにしなかったとしてもと。2段階の意味を思い知ったのでした。両方とも気をつけてたつもりだったんですけど、つもりはつもり以上ではないんですね。


トイカメラを手にして思うのはどれだけカメラの性能に甘えていたかと。それだって決していけないことではなくて、いちいちピリピリして撮るのだけがフォトライフじゃないし。ただ段々とラクになっていたのは確かなんです。まだ時流に乗り遅れてフィルム使ってた頃は露出だとか色々ピリピリしていました。フィルム自動送りになってからは本当にカメラに負うこと大だった訳です。

ポラロイドとHOLGAは一応なりとも像をとどめてくれます。LUBITELはトイカメラとは言え、二眼のピント合わせの難しさや構図の取り方はもうトイじゃない気がします。

これからまた失敗を重ねながら、少しづつ少しづつ写真とは異質なものから脱却する日を夢見つつ。


この洗面器に張った水に絵の具を散らしたような謎の・・・これはこれで面白いと思えるから不思議です。





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by maria-letter | 2009-05-14 18:38 | 写呟写遊
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