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太王四神記 感想文4

太王四神記 ホゲの存在価値 2008年 4月15日


ホゲはタムドクと同じチュシンの星が輝いた日に生まれた王子。
太王四神記って観る度に疑問が出てくるんですけど、このホゲもその一人。神話時代のエピソードには影も形もなく、何故・・・? こういう因果な星の下に生まれたのか。私にはさっぱり分かりません。

突然ふって湧いたかのようなこの王子さま。初期の初期はタムドクを向こうに回して引けを取らない好青年。文武両道に長け国民の期待を背負ってタムドクの好敵手となる存在感を醸し出すと思いきや。お顔は韓流的ハンサムガイ。でも、マザコンで卑怯なヤツ。キハに横恋慕という実に冴えない役どころはちょっと悲し過ぎかも。

主人公タムドクを回を重ねる毎に引き立ててしまう・・・痛い!役所。チュシンの星の輝く日に生まれたことがそもそもの悲劇。それならそれで神話の逸話に登場しても良かったはず。恋の鞘当てはキハとスジニでもう充分に視聴者をドキドキさせてるんだし。

ホゲはタムドクが自分の母親を毒殺したと思い込み、タムドクへの復讐心を燃やしながらキハに横恋慕するお坊ちゃんという存在感しか伝わってこないのよ。本当に痛いわあ、この役所。自分がチュシンの王でないことをうすうす知りながら引き返すことが出来ない上に、タムドクが人望厚く描かれば描かれるほど「この人どこまで卑怯になっていくのかしら」なんて感じで。

主人公のライバルにしてはちょっとお粗末な人物設定のような気がするのは私だけなのでしょうか・・・?

やっぱりタムドク演じるぺ・ヨンジュンのオーラの前にホゲは霞むか・・・!文武に優れ礼儀正しい少年時代とのギャップがあり過ぎな卑怯者ぶりは救いようがなくて、悲しい。出来れば、タムドクと文武においても人望においても好敵手で。ただ・・・運命の歯車が狂い敵同士になっていくってふうであれば、まだ救いがある気がして。

あそこまでの卑怯さは本当にキャラ的に必要だったのだろうか?自暴自棄だし、まるで タムドクを引き立てるためにだけ存在しているような印象さえあって。恋のライバルとしても影が薄いなと。しかも青龍が出没したりして「キャ〜!フィリップ、美しい!」なんて増々ライバル度が薄れ。

何より何故 チュシンの輝く同じ日に生まれるに至ったのか。どうしてそういう因果に役柄が設定されたかが見えてこなくないですか?

ホゲはキハの台詞を借りれば「チュシンの王が使命を達成するための駒でしかないのでしょう」という。少なくとも神話に影も形も出てこないから、うす〜くタムドクの恋敵として設定されたキャラクターかしらなんて。 何だかホゲって本当にチュシン王のダミー。チュシン王タムドクの当て馬って感じでちょっと可哀想な気がして。

ちょっとイイ感じの韓流的ハンサムガイ ユン・テヨン。この役、彼でなくても良かったかもって思っちゃいました、私。
by maria-letter | 2008-04-15 00:14 | 映画談議ドラマ談議
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